シミュレーションゴルフ場おすすめ2026年版|料金・選び方・練習効果を徹底解説

「打ちっぱなしに行く時間が取れない」「冬場や雨の日は練習量がガクッと落ちる」——スコア100切り・90切りを目指しているのに、練習環境が理由で足踏みしている方は多いのではないでしょうか。そこで近年一気に増えているのが、屋内で弾道データを見ながら打てるシミュレーションゴルフです。
ただ、料金体系が店舗ごとにバラバラで、「1時間3,000円は高いのか安いのか」「打ちっぱなしとどちらが上達に効くのか」が判断しづらいのも事実。この記事では、シミュレーションゴルフの料金相場、店舗タイプ別の選び方、練習効果を引き出す使い方、そして注意点までを、実利ベースで整理していきます。
シミュレーションゴルフとは|屋内で弾道を計測して打てる練習環境
シミュレーションゴルフとは、スクリーンに向かってボールを打ち、センサーやカメラで計測した弾道データをもとに、実際のコースを再現した映像上でプレーできる設備のことです。近年は都市部を中心に24時間営業の無人店舗が急増し、練習環境として一気に身近になりました。
計測方式は大きく2種類ある
シミュレーターの計測方式は、大別すると「赤外線・光学センサー方式」と「レーダー(ドップラー)方式」の2つがあります。方式によって得意な計測項目が異なるため、何を練習したいかで相性が変わってきます。
| 方式 | 代表的な機種 | 得意な計測 | 屋内での相性 |
|---|---|---|---|
| 光学・カメラ方式 | GOLFZON、QED、SkyTrak系 | ボール初速・打ち出し角・スピン量 | 狭い空間でも精度が出やすい |
| レーダー方式 | TrackMan、FlightScope系 | ヘッドスピード・クラブ軌道・フェース向き | ボール後方に一定の距離が必要 |
| ハイブリッド | 上位機種の一部 | 両方をカバー | 導入店舗は限られる |
ざっくり言えば、ボールの飛び方を細かく知りたいなら光学系、スイング(クラブの動き)を直したいならレーダー系が向いている傾向があります。ただし機種のグレードによっても精度は変わるため、あくまで目安として捉えてください。
打ちっぱなしとの決定的な違い
打ちっぱなしは「打った球を自分の目で見る」練習です。対してシミュレーションゴルフは「打った球を数値で見る」練習になります。この違いは思っている以上に大きく、たとえば普段200ヤード飛んでいると思っていたドライバーが、実測ではキャリー175ヤード・ラン込み192ヤードだった、といった発見が起こります。
ゴルフハック編集部で実際に複数店舗を試してみると、「飛距離の思い込みが修正される」ことがシミュレーションゴルフ最大の価値だと感じる場面が多くありました。番手選択のミスが減れば、それだけでスコアは動きやすくなります。
補足・参考
シミュレーターの表示距離は、機種の設定(気温・標高・風・地面の硬さ)によって変わります。同じスイングでも店舗が違えば数値が10ヤード前後ズレることは珍しくありません。数値の絶対値より、同じ店舗内での「番手ごとの差」を把握する使い方が実用的です。
シミュレーションゴルフの料金相場|5つの課金パターン
店舗選びで最初につまずくのが料金体系の違いです。ここでは主要な5パターンを整理します。
1. 時間制(1時間あたり課金)
最も一般的なのが1時間単位の従量課金です。都市部の駅前店舗で1時間2,500〜4,000円、郊外や地方では1,500〜2,500円あたりが相場感になります。深夜早朝は割安、平日昼はさらに安い設定の店舗も多く見られます。
2. 月額サブスクリプション型
近年急増しているのが月額固定で通い放題(または月◯時間まで)のプランです。月8,000〜15,000円前後で使い放題という設定が多く、月4回以上通うなら時間制より割安になりやすい傾向があります。
3. 回数券・チケット制
10回券・20回券をまとめ買いすることで1回あたり単価を下げる方式です。有効期限が設定されているケースが多いため、通える頻度を見極めてから購入するのが無難です。
4. 入会金・月会費+都度課金のハイブリッド
会員になることで1時間あたりの単価が下がる方式です。ビジター利用も可能な店舗が多く、まず1回試してから会員化を検討できる点は利用者にとって親切な設計といえます。
5. レッスン込みプラン
インドアゴルフスクールに併設されているタイプで、コーチのレッスン+シミュレーター利用がセットになっています。月額15,000〜30,000円程度が中心帯です。
| 課金タイプ | 料金目安 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 時間制 | 1時間1,500〜4,000円 | 月1〜3回のライト層 | 頻度が上がると割高 |
| 月額サブスク | 月8,000〜15,000円 | 週1回以上通える人 | 予約が取れないと損 |
| 回数券 | 1回あたり1,200〜3,000円 | 通う頻度が読めない人 | 有効期限切れリスク |
| 会員+都度 | 月会費2,000〜5,000円+利用料 | 複数店舗を使い分けたい人 | 固定費が発生 |
| レッスン込み | 月15,000〜30,000円 | スイング改造中の人 | 自主練枠が限られる場合あり |
編集部の一言
料金比較で見落とされがちなのが「1人あたり」か「1打席あたり」かという点です。1時間3,000円でも2人でシェアできる店舗なら実質1,500円。逆に人数課金の店舗では、友人と行くほど高くつきます。予約前に必ず確認しておきたいポイントです。
店舗タイプ別の選び方|4つのカテゴリで整理
「シミュレーションゴルフ場」と一括りにされがちですが、実際は運営形態によって使い勝手が大きく異なります。自分の目的に合ったタイプを選ぶことが、費用対効果を左右します。
タイプ1|24時間無人型インドアゴルフ
スマホアプリで予約・入室・決済まで完結する無人店舗です。深夜や早朝でも使えるため、仕事終わりの遅い時間や出勤前に打ちたい層と相性が良いタイプです。
一方で、スタッフ不在のためトラブル対応や機器の使い方相談ができない点はデメリットになります。初めてシミュレーターに触れる方は、最初の1回だけでも有人店舗を選ぶと安心です。
タイプ2|レッスン併設型インドアスクール
コーチが常駐し、レッスンとシミュレーター練習が一体化しているタイプです。スイングをカメラで撮影し、数値と映像の両面からフィードバックを受けられる環境が整っている店舗が多く見られます。
スコア110台から100切りを目指す段階では、独学だと悪い癖が固まりやすいため、このタイプで基礎を固める選択肢は理にかなっています。
タイプ3|ゴルフバー・エンタメ複合型
飲食を提供しながらラウンドプレーを楽しむタイプです。接待や友人とのレクリエーション用途には向きますが、真剣な練習環境としては打席あたりの回転が速く、集中しづらい面があります。
タイプ4|ゴルフ練習場併設・大型施設型
屋外の打ちっぱなしにシミュレーター打席が併設されているタイプです。天候に応じて使い分けができ、フィッティングやクラブ試打も可能な施設が多いのが特徴です。
| 店舗タイプ | 料金帯 | 練習向き度 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 24時間無人型 | 安〜中 | ◎ | 反復練習・自主練 |
| レッスン併設型 | 中〜高 | ◎ | スイング改造・基礎固め |
| ゴルフバー型 | 中〜高 | △ | 接待・仲間内の遊び |
| 大型施設併設型 | 中 | ○ | 試打・天候に応じた使い分け |
スコア帯別|シミュレーションゴルフの使い分け3パターン
同じ施設でも、現在のスコア帯によって「何を練習すべきか」は変わります。ここでは3つのレベル別に、優先すべき使い方を整理します。
スコア110台|まずは「当たる確率」と「番手ごとの距離」を掴む
この段階では、弾道の細かい数値よりもミート率と、各番手のキャリー距離の把握が最優先になります。シミュレーターの「レンジモード(練習場モード)」で、7番アイアンを20球連続で打ち、キャリー距離の平均値とバラつき幅を確認してみてください。
たとえば7番アイアンのキャリーが「120ヤード〜150ヤード」に散らばっているなら、まだ番手の使い分け以前の段階です。この幅を±10ヤード程度に収めることを当面の目標にすると、コースでのマネジメントが立てやすくなります。
スコア100台|ラウンドモードで「大叩きホールの原因」を特定する
100切りが視野に入る段階では、練習場モードだけでなくラウンドモードの活用が効いてきます。実際のコースレイアウトで18ホール回ってみると、どのホールで、どのクラブで、どんなミスが出るのかが可視化されます。
編集部でラウンドモードを試したときは、ティーショットのミスよりも「残り100ヤード前後のアプローチ」でのスコアロスが目立つという傾向が出ました。数値で見えると、練習の優先順位が変わります。
スコア90台|スピン量とクラブ軌道を詰める
90切りを狙う層では、より細かい数値の詰めが必要になります。特に注目したいのが、アイアンのバックスピン量とドライバーの打ち出し角です。
| スコア帯 | 優先する練習モード | 注目すべき数値 | 推奨頻度 |
|---|---|---|---|
| 110台 | レンジモード | キャリー距離の平均とバラつき | 週1回・60分 |
| 100台 | ラウンドモード中心 | ホール別スコアとミスの傾向 | 週1回・90分 |
| 90台 | レンジ+アプローチモード | スピン量・打ち出し角・サイドスピン | 週1〜2回・60分 |
注意
シミュレーターの数値に依存しすぎると、「数値を良くするスイング」に寄ってしまうリスクがあります。特にスピン量や打ち出し角は、体格・ヘッドスピード・使用クラブによって適正値が大きく異なります。ネット上の「理想値」をそのまま自分に当てはめるのは避け、あくまで自分の中での変化を追う指標として使うのが現実的です。
シミュレーションゴルフで得られる練習効果5つ

「屋内で打っても実際のコースでは意味がないのでは」という声も聞きます。ここでは、シミュレーターならではの利点を5つに整理します。
効果1|自分の本当の飛距離が分かる
先述の通り、これが最大の価値です。屋外の打ちっぱなしでは、ネットまでの距離や球の見え方から距離を推測するしかなく、多くの方が実際より長めに見積もっている傾向があります。
番手ごとのキャリー距離を10ヤード刻みで把握できれば、それだけでピンをオーバーする回数が減りやすくなります。
効果2|サイドスピンの方向と量が数値で見える
スライスに悩む方にとって、「どれくらい曲がっているか」を数値化できるのは大きな利点です。サイドスピンが右回転で1,500rpmなのか3,000rpmなのかで、対処すべき原因も変わります。
グリップを変えた・スタンスを変えた・フェース向きを意識したといった修正を加えたとき、その効き具合が即座に数値で返ってくるため、試行錯誤の効率が上がります。
効果3|天候に左右されず練習頻度を維持できる
ゴルフの上達において、1回あたりの練習量よりも「練習の継続」のほうが影響が大きいと言われます。真夏の炎天下、真冬の強風、梅雨時の雨——これらで練習が止まるのを防げるのは、屋内環境の明確な強みです。
効果4|コースマネジメントの疑似体験ができる
ラウンドモードでは、実在コースのレイアウトを回れる機種が多くあります。次に行く予定のコースを事前にプレーしておくことで、「このホールは左が池だからフェアウェイウッドで刻む」といった戦略を組み立てる練習ができます。
効果5|クラブの試打・比較が同条件でできる
新しいドライバーやアイアンの購入を検討している際、同じ室温・同じマットで打ち比べられるのは大きな利点です。屋外だと風の影響で判断がブレますが、シミュレーターなら数値ベースで比較できます。
シミュレーションゴルフの弱点4つ|過信は禁物
メリットばかりを並べても実践では役に立ちません。ここでは、シミュレーション練習の限界も正直に整理します。
弱点1|傾斜・ラフ・バンカーが再現されない
ほとんどの施設では、打席は完全な平坦なマットです。実際のコースではフェアウェイでも微妙な傾斜があり、これがミスの大きな要因になります。つま先上がり・つま先下がり・左足下がりといったライへの対応は、シミュレーターでは身につきにくい領域です。
弱点2|マットの影響でダフリが誤魔化される
人工マットは、ヘッドが手前に入っても滑ってボールに当たってしまいます。芝の上なら完全なダフリになるショットが、マットでは「ややミス」程度で飛んでしまうケースがあります。ここは打ちっぱなしのマットでも同様の課題ですが、注意が必要です。
弱点3|距離感の目視トレーニングにならない
スクリーンに映る映像は実際の距離感とは異なります。コースで150ヤード先のグリーンを目で見て判断する感覚は、屋外練習やラウンド経験でしか養いにくい部分です。
弱点4|機種による数値のバラつき
店舗Aで打ったドライバーが220ヤード、店舗Bでは205ヤードということは普通に起こります。機種の違い、設定の違い、キャリブレーション状態の違いが原因です。
| 練習環境 | 飛距離把握 | 傾斜対応 | 芝からの感触 | 天候影響 |
|---|---|---|---|---|
| シミュレーションゴルフ | ◎ | × | × | なし |
| 打ちっぱなし(屋外) | △ | × | △ | あり |
| 芝の練習場 | △ | ○ | ◎ | あり |
| 実際のラウンド | △ | ◎ | ◎ | あり |
補足・参考
上の表からも分かるように、シミュレーションゴルフは万能ではなく「補完関係」で捉えるのが現実的です。編集部としては、月に3回シミュレーター+月1回ラウンドという配分が、時間と費用のバランスとして扱いやすいと感じています。もちろん、生活リズムや予算によって最適解は変わります。
失敗しない店舗選びの6つのチェックポイント
予約前に確認しておくと後悔しにくい項目を6つ挙げます。
ポイント1|天井高は3m以上あるか
身長175cmでドライバーを振る場合、最低でも天井高3mは欲しいところです。天井が低い店舗では無意識にスイングが窮屈になり、悪い癖がつくリスクがあります。公式サイトに天井高の記載がない場合は、問い合わせて確認する価値があります。
ポイント2|打席の広さと後方スペース
レーダー方式の機種では、ボール後方に一定のスペースが必要です。また、素振りができる程度の左右の余裕があるかも重要です。
ポイント3|クラブレンタルの有無と本数
手ぶらで通いたい方は、レンタルクラブの有無を確認してください。ただし、レンタルクラブは自分のクラブとスペックが異なるため、飛距離データの参考値としては注意が必要です。
ポイント4|予約の取りやすさ
月額サブスク型で最も多い不満が「予約が取れない」です。特に平日19〜21時、土日の午前中は激戦になりやすい時間帯です。無料体験時に、実際の予約画面で空き状況を確認しておくと判断材料になります。
ポイント5|データの保存・振り返り機能
アプリで過去のショットデータが見返せるかどうかは、上達スピードに影響します。前回より何が変わったのかを追える環境のほうが、練習の目的が明確になりやすいです。
ポイント6|シャワー・ロッカー・空調
意外と軽視されがちですが、夏場の空調は継続通いに直結します。真剣に振ると屋内でも汗をかくため、シャワー設備の有無を気にする方も少なくありません。
| チェック項目 | 推奨基準 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 天井高 | 3.0m以上 | 公式サイト・電話問い合わせ |
| 打席幅 | 左右各1m以上 | 体験時に素振りで確認 |
| 予約の取りやすさ | 希望時間の1週間前に空きあり | 体験時に予約画面を確認 |
| データ保存 | アプリで履歴閲覧可 | 体験時にスタッフに質問 |
| 計測方式 | 目的に合った方式 | 導入機種名を検索 |
| 空調 | 打席ごとに送風あり | 体験時に体感確認 |
効果を引き出す練習メニュー4選
ただ漫然と球を打つだけでは、打ちっぱなしと変わりません。シミュレーターの機能を活かした練習メニューを4つ紹介します。
メニュー1|キャリー距離の階段づくり(60分)
ピッチングウェッジから5番アイアンまで、各番手10球ずつ打ち、キャリー距離の平均値を記録します。番手間で10〜12ヤードの階段ができているかを確認するのが目的です。
もし7番と8番でキャリーがほぼ同じなら、ロフト設定かスイングに原因があります。この「階段の崩れ」が見つかるだけでも、1回の練習の価値は十分あります。
メニュー2|30・50・70ヤードのアプローチ反復(45分)
スコアメイクに最も直結する距離帯です。アプローチモードがある機種なら、目標距離を設定して打ち、実測との誤差を確認します。誤差±5ヤード以内に10球中7球入れば、コースでも寄る確率が上がりやすくなります。
メニュー3|ドライバーのサイドスピン管理(30分)
ドライバーを10球打ち、サイドスピンの数値をメモします。右回転(スライス回転)が平均2,000rpmを超えている場合、フェースが開いて当たっている可能性が高いと判断できます。
そこからグリップを気持ち左に回す、スタンスをわずかにクローズにするといった調整を試し、数値の変化を追います。この「仮説→検証」のサイクルを短時間で回せるのがシミュレーターの強みです。
メニュー4|ラウンドモードで9ホール・番手縛り(60分)
ラウンドモードで9ホール回る際、あえて「ドライバー禁止・3番ウッドのみ」といった縛りを設けます。コースマネジメントの引き出しが増え、実際のラウンドでティーショットが乱れた日の立て直し方を体で覚えられます。
| メニュー | 所要時間 | 狙い | おすすめスコア帯 |
|---|---|---|---|
| キャリー距離の階段づくり | 60分 | 番手間の距離差を明確化 | 110台〜100台 |
| アプローチ反復 | 45分 | スコアロスの削減 | 全レベル |
| サイドスピン管理 | 30分 | スライス・フックのケア | 110台〜90台 |
| ラウンドモード番手縛り | 60分 | マネジメント力向上 | 100台〜90台 |
編集部の一言
1時間の枠でこの4メニューを全部やろうとすると、どれも中途半端になります。1回の来店で1テーマに絞るほうが、結果的に定着しやすい印象です。「今日はアプローチだけ」と決めて入るくらいでちょうど良いと感じます。
悩み別|シミュレーションゴルフでの対処法3選

よくある3つの悩みについて、シミュレーターをどう使うと切り込めるかを整理します。
悩み1|スライスが直らない
スライスの原因は主に「フェースが開いている」「クラブ軌道がアウトサイドイン」の2つ、またはその組み合わせです。レーダー方式の機種であれば、この2つを別々に計測できるため、原因の切り分けができます。
フェース角がターゲットに対して開いているのか、軌道が左に出ているのか。原因が分かれば、やるべき修正は絞り込めます。感覚だけで直そうとして数年かかるより、数値を見たほうが近道になる場合が多いです。
悩み2|ダフリ・トップが交互に出る
この悩みは、シミュレーターだけでは解決しにくい領域です。マットが滑ってしまうため、ダフリの度合いが正確に反映されないからです。
ただし、打点位置(フェースのどこに当たったか)を計測できる機種であれば、上下の打点ブレは把握できます。打点が上下に散らばっているなら、体の上下動やスイング軸の安定が課題と推測できます。
悩み3|アイアンの飛距離が出ない
飛距離不足の原因は、ヘッドスピード不足だけとは限りません。シミュレーターではボール初速・打ち出し角・バックスピン量の3要素が見られるため、どこがボトルネックかを特定できます。
たとえばヘッドスピードは十分なのにボール初速が上がらない場合、ミート率(スマッシュファクター)が低い可能性があります。逆にスピン量が過多で吹け上がっているなら、クラブのロフトやシャフト選びの見直しが選択肢に入ります。
| 悩み | 確認すべき数値 | シミュレーター適性 |
|---|---|---|
| スライス | フェース角・クラブ軌道・サイドスピン | ◎ |
| ダフリ・トップ | 打点位置(上下) | △ |
| 飛距離不足 | ボール初速・打ち出し角・スピン量 | ◎ |
| 方向性のバラつき | 打点位置(左右)・フェース角 | ○ |
| アプローチの距離感 | キャリー距離・スピン量 | ○ |
注意
数値の読み方を誤ると、逆に悪化するケースもあります。たとえばスピン量を減らそうとしてアッパーに振りすぎ、トップが増えるといったパターンです。自己流での大幅なスイング変更は、可能であればコーチのチェックを受けながら進めることをおすすめします。効果の出方には個人差があります。
初回利用の流れと持ち物5点
初回利用時の一般的な流れ
・アプリまたはWebで会員登録・予約
・当日、QRコードまたは暗証番号で入室
・タブレット等でモード選択(レンジ/ラウンド/アプローチ)
・練習開始、終了時間の10分前にアラート
・片付け・退室(無人店舗は原状復帰が原則)
持っていくと良い5点
・ゴルフシューズ(スパイクレス):多くの店舗で室内用シューズ着用が必要
・グローブ:マットは芝より摩擦が強く、素手だとマメができやすい
・タオル:屋内でも意外と汗をかきます
・飲み物:持ち込み可否は店舗規定を確認
・スマホ・記録用メモ:数値を残さないと次回に活きません
服装は基本的に自由な店舗が多いですが、動きやすさを優先し、ジーンズなど可動域を制限する服は避けるのが無難です。
よくある質問
- シミュレーションゴルフだけで100切りは目指せますか?
- シミュレーター練習だけで100切りに到達する方もいますが、傾斜やラフといったコース特有の状況への対応は実際のラウンドでしか養いにくい部分です。編集部としては、シミュレーターで番手ごとの距離を固め、月1回程度のラウンドで実践に落とし込む組み合わせが現実的だと考えています。上達のスピードには個人差があります。
- 表示される飛距離は実際のコースと同じですか?
- 機種や設定によって差があります。多くのシミュレーターは無風・標準気温を前提とした数値を出すため、実際のコースでは風や気温、ライの状態によって変わってきます。絶対値ではなく「同じ店舗内での番手ごとの差」を把握する使い方が実用的です。
- 月額プランと時間制、どちらがお得ですか?
- 目安としては月4回以上通うなら月額プランのほうが割安になりやすい傾向があります。ただし人気店舗では予約が取りづらく、思ったほど通えないケースもあります。まず1〜2ヶ月は時間制で実際の通える頻度を測ってから、月額に切り替える判断が失敗しにくいです。
- クラブを持っていなくても利用できますか?
- レンタルクラブを用意している店舗が多く、手ぶらでの利用は可能です。ただしレンタルクラブは長さ・シャフト硬さ・ロフトが自分のクラブと異なるため、飛距離データの参考値としては注意が必要です。本格的に数値を追いたい段階では、マイクラブの持参をおすすめします。
- スライスの原因はシミュレーターで分かりますか?
- クラブ軌道とフェース角を計測できる機種であれば、原因の切り分けがしやすくなります。フェースが開いているのか、軌道がアウトサイドインなのかを数値で確認できるため、感覚だけで試行錯誤するより効率的に取り組める傾向があります。ただし機種によって計測項目が異なるため、事前に導入機種を確認しておくと安心です。
- 24時間無人店舗は初心者でも使えますか?
- 操作自体はタブレットで案内されるため難しくありませんが、機器トラブル時に相談できる相手がいない点は不安要素になります。初回だけスタッフのいる時間帯を選ぶ、または有人店舗で操作に慣れてから無人店舗に移行するという進め方が安心です。
- 冬場でも屋内なら練習できますか?
- 空調が効いている店舗が大半なので、冬でも安定した環境で練習できます。ただし体は冷えているため、いきなりドライバーをフルスイングするのは避けたいところです。ウェッジから始めて徐々に長い番手に移る流れにすると、体への負担を抑えやすくなります。
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まとめ|シミュレーションゴルフは「数値で現状を知る場」として使う
シミュレーションゴルフは、天候に左右されず、自分の飛距離やスピン量を数値で把握できる練習環境です。特に「自分の本当のキャリー距離を知る」という一点だけでも、番手選択のミスが減りスコアに直結しやすい価値があります。
一方で、傾斜やラフといったコース特有の状況は再現されないため、屋外練習やラウンドとの併用が前提になります。万能な練習法ではなく、あくまで「現状を可視化するツール」として位置づけるのが、費用対効果を最大化する考え方です。
店舗選びでは、料金体系だけでなく天井高・予約の取りやすさ・計測方式・データ保存機能をチェックしてください。無料体験を実施している店舗も多いので、複数店舗を比較してから決めることをおすすめします。
この記事のまとめ
・料金は時間制1,500〜4,000円/月額8,000〜15,000円が中心帯。月4回以上通うなら月額が割安になりやすい
・店舗は24時間無人型/レッスン併設型/ゴルフバー型/大型施設併設型の4タイプ。目的で選び分ける
・最大の価値は「自分の本当のキャリー距離を知る」こと。番手ごとの距離の階段を作るのが第一歩
・傾斜・ラフ・芝の感触は再現されないため、屋外練習やラウンドとの併用が前提
・店舗選びは天井高3m以上・予約の取りやすさ・計測方式・データ保存機能をチェック
・1回の来店で1テーマに絞ると定着しやすい。効果の出方には個人差がある
練習環境が整うと、ゴルフは続けやすくなります。まずは近所の店舗を1つ体験してみて、自分の数値を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。ゴルフハック編集部も、これからも実利ベースの情報をお届けしていきます。



