ボギーペースなら100切りできる|9個ボギー戦略

ボギーペースなら100切りできる|9個ボギー戦略

「100切りってどうすれば達成できるの?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。実は答えはシンプルで、全18ホールをボギーペースで回れれば、スコアは90になります。つまり、9ホールでボギー・残り9ホールでダブルボギーを打っても合計99。100は切れる計算です。この記事では「ボギーペース戦略」の考え方から、実際のコース上での判断・クラブ選択・ミスの許容範囲まで、具体的に解説していきます。「理屈では分かっていても崩れる」という方にこそ読んでいただきたい内容です。

目次

「100切り」に特別な技術は必要ない、という話

スコア99の内訳を逆算してみる

ゴルフのスコアを整理するために、まず数字から考えてみましょう。18ホールのパー合計は一般的に72です。ボギーペース(全ホールボギー)なら72+18=90。ここから逆算すると、99打でラウンドするには、パーより27打多く叩けるということになります。

内訳の一例を挙げてみます。

・ボギー: 9ホール(パーより9打多い)

・ダブルボギー: 9ホール(パーより18打多い)

・合計オーバー: 27打 → スコア99

つまり、半分のホールでダブルボギーを叩いても、残り半分をボギーで抑えれば100は切れるということです。「全ホールをボギーで回らなければならない」と思い込んでいた方には、少し気持ちが楽になる数字ではないでしょうか。

100が切れない本当の原因は「大叩きホール」にある

スコア100前後をうろついている方のラウンドを分析すると、多くの場合、問題は「平均的なミス」ではなく「トリプルボギー以上のホールが3〜5ホール存在すること」にあります。

例えば、14ホールをダブルボギーでまとめても、4ホールでトリプルボギー以上を叩けばスコアは105前後になります。100切りの障害は「平均的な打力の低さ」よりも、「崩れるホールのコントロール」にあることが多い傾向があります。

補足・参考

アマチュアゴルファーのスコア分布を見ると、100前後の方がトリプルボギー以上を叩くホール数は平均4〜6ホールという調査データが複数あります。ダブルボギーマネジメントより「トリプルを防ぐ意識」の方がスコアインパクトが大きい傾向があります。

ボギーペース戦略の基本的な考え方

「ボギーで十分」という目標設定がプレーを安定させる

アマチュアの方がスコアを崩す場面の一つに、「パーを狙いにいって大叩き」というパターンがあります。ピンまで150ヤードあるのにパーオンを目指してグリーンを外す、2オン可能かどうかギリギリの状況で無理に打ってOBを出す——こうした判断ミスが積み重なります。

「このホールはボギーでいい」と最初から決めておくと、クラブ選択・狙い目・打ち方がすべてシンプルになります。欲を捨てるのではなく、「ボギーを確実に取ることがこの段階での最善手」と認識を切り替えるイメージです。

パー4での「ボギー設計」の実例

パー4(350〜400ヤード)でのボギー狙い設計を考えると、以下のような組み立てが一例として考えられます。

・ティーショット: フェアウェイキープ優先でドライバーを振りきる(距離より方向性)

・2打目: グリーン周り30〜50ヤード以内に運ぶ(オンは狙わなくていい)

・3打目: グリーンに乗せる(寄せワンは期待しない)

・4打目: 2パット以内で上がる

これで合計4打、ボギーです。「グリーンに乗せることを2打目の目標にしない」という発想の転換が、実はボギーペース戦略の核心の一つです。

編集部の一言

「2打目でグリーンを狙わない」という話をすると、最初は抵抗を感じる方が多いです。ただ、グリーンを外してバンカーやOBに行くリスクと、グリーン手前にレイアップするリスクを比べると、後者の方が圧倒的にスコアへのダメージが小さいのは確かです。ラウンド後半で体力が落ちたときほど、この判断が重要になります。

ティーショット戦略|OBと池だけを避ける

ドライバーは「飛距離」より「エリア」で評価する

ボギーペース戦略において、ティーショットで求めることは一つです。「ペナルティゾーン(OB・池・谷)に入れないこと」、これだけです。

230ヤードのスライスでもフェアウェイに残れば問題ありません。180ヤードしか出なくてもラフなら十分です。一方、250ヤードのナイスショットでもOBになればそこで2打消費。ボギー設計が一気に崩れます。

ドライバーが苦手な方の場合、3番ウッドや5番ウッドでティーショットを打つ選択肢も有効です。飛距離が20〜30ヤード落ちても、フェアウェイキープ率が上がるなら十分な取引です。個人差はありますが、「ドライバーを持たなければならない」というルールはありません。

スライス・フックが出る方は「逆方向に向く」だけで対処できることもある

持ち球がスライスの方は、目標より左を向いてティーアップするだけで、曲がっても結果的にフェアウェイに残る確率が高まります。スイング自体を直さなくても、ティーグラウンドでの向きと使用エリアの把握で対処できるケースがあります。

重要なのは「コースの左右どちらが安全か」を毎ホール確認することです。OBが左にある場合は右方向に向いて立つ、など基本的な判断を積み重ねるだけでペナルティは減りやすい傾向があります。

注意

ティーショットで「1ペナルティ(池・横断禁止区域等)」を使用する際は、ドロップ位置によって次打の難易度が大きく変わります。「前進4打」等のローカルルールがある場合は積極的に活用しましょう。プライドより合計スコアを優先することが100切りへの近道です。

2打目・レイアップ戦略|「どこに運ぶか」を先に決める

グリーンまでの距離より「次打が打ちやすい場所」を選ぶ

2打目の判断基準として多くの方が「残り距離でクラブを選ぶ」という発想をしますが、ボギーペース戦略では少し違います。「3打目でグリーンに乗せやすい場所はどこか」から逆算してクラブを選ぶのが基本的な考え方です。

例えば、グリーン手前にバンカーがある場合、グリーンまで残り160ヤードから強引にオンを狙うよりも、バンカーの手前50ヤードに運んで、そこからアプローチする方がスコアとしては安定しやすい傾向があります。

「運ぶ場所を先に決めてからクラブを選ぶ」——この思考順序の違いは、プレーのテンポにも影響します。

「100ヤード以内のショートゲームに持ち込む」を意識する

個人差はありますが、アマチュアゴルファーの多くは100ヤード以内のアプローチが最もスコアに直結するショットといわれています。200ヤードの2打目をうまく打てるかどうかより、60〜80ヤードのアプローチをグリーンに乗せられるかどうかの方が、ボギーペース維持には直結します。

ですから2打目はできるだけ「使い慣れたクラブで打てる距離」に持ち込むことを意識してみてください。例えばPW(ピッチングウェッジ)で85ヤードが得意なら、そこに置けるように2打目を打つ、という発想です。

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アプローチ戦略|「寄せワン」より「乗せる」を優先する

グリーン周りは「2パットで上がれる場所」に乗せることが最優先

アプローチについて、100切りを目指す段階では「ピンに寄せる技術」は必ずしも必要ではありません。グリーンのどこかに乗っていれば、2パットでボギー。これで十分です。

難しいロブショットやスピンをかけたアプローチは、ミスのリスクが高い技術です。グリーン周りからはランを使ったアプローチ(転がし)が安定しやすい傾向があります。ランニングアプローチ(チップショット)は特別な技術が不要で、パターの延長として考えやすいショットです。

・グリーンに乗った: 2パット→ボギー(ダブルボギー設計なら1パットで済めばさらに余裕)

・グリーンを外れた: もう1打必要→ダブルボギーorトリプルボギーのリスク上昇

この差は大きいため、「乗せる確率が最も高いショットを選ぶ」という基準でクラブを選択することが重要です。

ウェッジ選びは「得意なロフト帯」を一本決めておく

ウェッジはPW・AW・SW・LWと複数ある中で、グリーン周りのアプローチに使うクラブを「これ一本」と決めておくと判断が速くなります。個人差はありますが、52度前後のAW(アプローチウェッジ)はランとキャリーのバランスが取りやすく、多くの状況で汎用性が高い傾向があります。

ただし、バンカー越えや砲台グリーン等で「ランを使えない状況」では56〜58度のSWも必要です。状況に応じた使い分けよりも、まず「一本を徹底的に練習する」方が早期に安定しやすいでしょう。

補足・参考

グリーン周りのアプローチでミスが多い方は、「バックスイングを小さくしすぎて、インパクトで加速しようとする」パターンが多い傾向があります。バックスイングとフォロースルーを同じ大きさで振り子のように動かすイメージが参考になることがあります。

パッティング戦略|3パットを減らすことが最優先

ファーストパットの目標は「1m以内に寄せること」

パッティングで100切りに必要なスキルを一言でいうと、「3パットしないこと」です。1パットで入れる技術ではなく、長い距離のファーストパットをカップ近くに寄せて、短いセカンドパットを確実に沈める流れが基本です。

具体的には、6m以上のロングパットでは「入れにいく」よりも「1m以内の円にパットを止める」意識の方が3パット回避につながりやすい傾向があります。距離感を合わせることを最優先にして、方向は二の次にする——このプライオリティが重要です。

ショートパットは「ルーティン」で安定させる

1〜1.5mのショートパットを外すと、精神的なダメージが大きく後続ホールに影響しやすい傾向があります。ショートパットは毎回同じルーティン(アドレス方法・視線の向き・テンポ)を繰り返すことで、プレッシャーの影響を受けにくくなることが期待できます。

・構える位置を毎回揃える(ボールからの距離・目の位置)

・素振り回数を一定にする(例: 必ず2回)

・打つ前の視線をカップに向けてから構えに戻す手順を固定する

スイングの技術より、ルーティンの一貫性がショートパットの安定につながることが多い傾向があります。

編集部の一言

パターはグリーン上でしか使わないクラブに見えますが、18ホールで使用本数が最も多いクラブがパターであることがほとんどです。2パットで回れば36打。これだけでスコアの36打分が確定します。パター練習の優先度は、ドライバー練習と同等かそれ以上と考えても過言ではないでしょう。

ラウンド中のメンタル管理|「捨てホール」を設定する発想

崩れ始めたときのリセット方法を決めておく

ボギーペース戦略は、当然ながらうまくいかないホールも出てきます。問題は「1ホール崩れた後に連鎖する」ことです。1ホールのダブルパーはスコアとしては数字が増えるだけですが、メンタル的なダメージが連続ホールに影響することが多い傾向があります。

対策として有効とされているのが「次のホールのティーショットを打つまでは前のホールのことを考えない」と決めること。OBを打った後に「どうして振りすぎた」と反省し続けるより、「次のティーショットの球筋だけを考える」方が集中力のリセットにつながりやすい傾向があります。

「9ホールで50打以内」を目安にする

18ホールを通じてスコアを管理するのが難しい場合、「9ホールで50打以内に収める」という中間目標を設定する方法があります。前半50・後半49なら合計99で100切り達成です。

9ホールで50打というと、ダブルボギーペースよりやや良い水準です。具体的には以下のような内訳が一例として考えられます。

・ボギー: 5ホール(各1オーバー×5=5オーバー)

・ダブルボギー: 4ホール(各2オーバー×4=8オーバー)

・9ホールのパー合計36に13オーバー=49打

これで9ホール49打。「50を切ったか超えたか」という判断基準は、ラウンド中の意識をリセットするのに使いやすい傾向があります。

よくある質問

ボギーペース戦略はスコア110以上の方にも使えますか?

基本的な考え方は共通して活用できます。スコア110以上の方の場合、まず「トリプルボギー以上を減らすこと」を最初のステップにする方が現実的です。全ホールをダブルボギーでまとめれば108。そこからボギーホールを増やしていくという段階的な目標設定が取り組みやすい傾向があります。

パー5のホールではどう考えればよいですか?

パー5はボギーが6打、ダブルボギーが7打です。パー5はホール距離が長い分、打数を増やせる「余裕のあるホール」と考えることができます。ティーショット→2打目(レイアップ)→3打目(グリーン周り)→アプローチ→2パットで6打=ボギー。この流れが一つの基本設計です。無理に3打目でグリーンオンを狙わず、4打目でオンを狙うという考え方も有効です。

バンカーに入ったときはどうすればいいですか?

バンカーショットが苦手な方にとって、バンカーに入ること自体が大叩きの原因になりやすい傾向があります。バンカーに入った場合の最優先事項は「一発で脱出すること」です。ピンを狙わず、バンカーから出さえすればどこでも構わない、という割り切りが重要です。一発で出ればダブルボギーかトリプルボギーで済む可能性が高まります。バンカーで複数打かかるとそのホールが崩壊する原因になりやすいです。

練習場では何を練習すれば100切りに近づきますか?

個人差はありますが、100切りに直結しやすい練習優先順位として「アプローチ(50ヤード以内)」→「パッティング」→「ドライバーのフェアウェイキープ」の順が参考になることがあります。多くの方が練習場でドライバーを中心に打ちますが、実際のスコアに最も影響するのはグリーン周りとパターといわれています。アプローチとパター練習に練習時間の半分以上を割くことで、ラウンドのスコアが変わってくる傾向があります。

コンペで緊張するとスコアが崩れます。対策はありますか?

緊張によるスコア崩れは多くのアマチュアゴルファーが経験することです。ボギーペース戦略の観点からは「目標スコアをあらかじめホールごとに書いておく」方法が参考になることがあります。スコアカードの各ホールに「ここはダブルボギーでOK」と事前に書いておくと、ラウンド中の判断がシンプルになり、緊張の影響を受けにくい状況をつくりやすい傾向があります。プレー前の「ルーティン(素振り・呼吸法等)」を固定しておくことも、一定の落ち着きにつながる方が多い傾向があります。

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まとめ|ボギーペース戦略は「引き算のゴルフ」

この記事で解説したボギーペース戦略の核心は、「取れるスコアを確実に取り、大叩きになるリスクを減らすこと」です。技術の向上を否定するわけではありませんが、100切りという段階では「何をするか」より「何をしないか」の判断がスコアに直結しやすい傾向があります。

この記事のまとめ

・全ホールボギーなら90。9ホールボギー+9ホールダブルボギーでも99で100切り達成

・100が切れない主な原因はトリプルボギー以上の「大叩きホール」にある

・ティーショットはOB・ペナルティゾーン回避を最優先にする

・2打目はグリーンオンより「得意距離のアプローチに持ち込む場所」に運ぶ

・アプローチは「乗せること」を最優先。寄せワンは求めない

・パッティングは3パット回避=距離感優先。ショートパットはルーティンで安定させる

・「9ホール50打以内」の中間目標でラウンド管理をしやすくする

ボギーペース戦略は「欲を捨てる」のではなく、「今自分が最も確実に取れるスコアを積み上げる」という合理的な戦略です。次のラウンドから、ぜひ一ホールずつ意識してみてください。

ゴルフハック編集部

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この記事を書いた人

ゴルフハックチャンネル編集部|ゴルフのスイング・クラブ選び・コースマネジメントを、公式競技ルール・メーカー公式情報・指導現場の知見に基づき発信。「誰でも飛ぶ」のような断定は避け、レベル別・体格別の傾向と理由を解説。スコアを縮めたいゴルファーに、再現性のある情報をお届けします。

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